今、ギリシアのパロス島にいる。
はるか2000年以上も前にギリシアの神々の神殿を作るために大理石を切り出した
このエーゲ海の小さな島で、2014年8月終わりの日本の現在とインターネットで繋がっている。
時間は過ぎて行く。変化するものがある。変化しないものがある。
何か外的な圧力によって当たり前のように続いた日常が急に変更されることがある。
自分の原点に立ち帰るいい機会だ。
自分の進むべき方向とは?
何を繋ぎ、何を捨てる?変わらない確固としたものがどこにある?
突然鳴き出したセミの声のように、アルチュール・ランボーの詩の一節が響いている。
もう秋かーーそれにしても何故、永遠の太陽を惜しむのか。
俺達は清らかな光の発見に心ざす身ではなかったかーー
季節の上で死滅する人から遠く離れて。

