2012年3月27日

やっと本を書き上げた!

Filed under: blog — Nishitani @ 7:38 AM

 予備校講師はユメオヤジ。
2005年、僕が早稲田大学の大隈講堂で行った講演会のタイトルだ。
大隈講堂(約1300人位収容できる)に入りきれない人であふれた。

僕にとっておそらく、最も記憶に残る講演会。
話す側と聞く側との完全なコラボレーション。
両者の刺激的なインタープレイからくる完璧なインプロバイゼーションがあった。

それから年が経ち、自分にも世界にも色んな事があった。
その間に考えた事、感じた事を自分なりに一冊の本の中にまとめてみた。

まだ、本のタイトルや発売日は未定なのだけれど、たぶん今年の中頃には出ると思うし、
内容からみたタイトルは先程の「予備校講師はユメオヤジ」が自分としては気にいっている。
早稲田の講演会よりも熱く、深く、多くを語っているといえる。

そして、その本の中には僕の若い頃のdreamtimeが流れている。
つまり、自分がこの世界に生まれ、自分らしい生活をし、気の赴くまま旅をし、
そこで深く心に残った事を生きた痕跡として記録に残すこと。
また、3.11以降の1年で書き上げたこの本は、間接的だが自分なりに震災を受け止め、
そこから未来へと踏み出そうとする意志が出ていると思う。

この本は2部構成だ。1つは体験的人生論。僕が20 代~30代で生きて考えた事がぎっしりつまっている。
その20年の僕の人生は相当ドラマチックだ。一言で言って29才を底としてV字型の人生。
その絶対値は相当高い。
例えば、年収は20代から30代にかけて、100倍になった。仕事にかける情熱も対極的だ。

もう1つは英語を通して考えた事。僕は人生において「好き」を「得意」とできた人は幸せだと思う。
20代の終わりになるに従って、僕の「好き」はひとつひとつ消えていったが、
太陽の沈んだ後に輝く星のように最後にのこったものがあった。
それが「英語」だった。
それを通して僕が考えた事をまとめた。

 体験的人生論→英語を通して考えた事→体験的人生論→・・・。いわば両者のDuo、かけあいだ。
そこにある意味で主観性と客観性がぶつかりあい、前者が後者を通して深まり、
後者が前者によってリアルさを高めている。

テーマは、文学・童話・人類学・音楽・哲学・宗教・映画・旅・ワイン・サッカー・恋愛・・・と実に多岐にわたる。

僕という一個人をフィルターとしたエキスがつまっている。

この1年半あまりブログをろくに更新もせず、迷惑をかけたひとつのお詫びがこの本にはある。
今までのどの本よりも自分が出せたと思うし、内容的には自分なりにかなり満足している。
できれば、日本の20~30代の全ての人々に読んでほしい本だ。くりかえし。

そして、いずれ(多分、5年後位に)openするNishitani’sBar=Chet=でその内容を肴に一杯やりましょう。

では。